36歳からの妊活。検査で“自然妊娠は難しい”と言われるまで

妊活・不妊治療

子どもはずっと欲しかった

子どもは、ずっと欲しかった。

早くに両親を亡くしてから、
人生は思っていたよりずっとぐちゃぐちゃだった。

遠回りしたことも、
うまくいかなかったことも沢山ある。

それでもずっと、
「お母さんになりたい」という気持ちだけは消えなかった。


気づけば35歳になっていた

子どもが欲しいと思いながらも、
なかなか「この人と家族になりたい」と思える相手には出会えず、
気づけば時間だけが過ぎていった。

幸い、働くことは好きだった。

仕事をしていると、余計なことを考えなくて済む。
目の前のことに必死になっているうちに、
1年、また1年と過ぎていった。

でも、“35歳”という数字が、
急に現実味を持って迫ってきた。

卵子の老化。
妊娠率の低下。
高齢出産。

それまでどこか他人事だった言葉が、
急に自分のこととして頭に入ってくるようになった。

父親はいらない。
子どもだけでも欲しい。

そんなことを考え始めていた頃、
今の彼と出会った。


同棲をきっかけに、妊活スタート

彼と一緒に過ごす時間は、穏やかだった。

気を遣いすぎることもなく、
無理をしなくても楽しい。

そんな毎日を過ごしているうちに、
気づけば1年が経っていた。

36歳の誕生日。
旅行先で、彼が言った。

「そろそろ同棲しない?」

実はその数か月前、
私はかなり遠回しに「一緒に住みたい」アピールをしていた。

でもやっぱり、ちゃんと言葉にしないと伝わらないんだなぁと、
その時ぼんやり思った(笑)

そして、同棲を始めた36歳の初夏。

それまでも「子どもほしいね」という話はしていたけれど、
真面目に向き合って話したことはなかった。

話さなきゃ。

そう思って、私は聞いた。

「子どものこと、どう考えてる?」

彼は少し考えてから言った。

『授かりものだからねぇ』

「今できたら困る?」

『困りはしないよ』

「そんなにすぐできるものじゃないと思うし、チャレンジしてみない?」

『そうだね、してみようか。』

びっくりするくらい、するっと。
ゆるっと。

私たちの妊活は、そんな感じで始まった。


妊活スタートの第一歩

ただ、私はかなり心配性だ。

どうせやるなら、ちゃんとやりたい。
無駄なことはしたくない。

まず必要なのは、

  • 排卵日の把握
  • 妊娠を妨げる要因がないかの確認
  • 妊娠率を少しでも上げること

そう考えて、
まずは近くのレディースクリニックを探した。

そこで見つけたのが、
最寄り駅から一番近いクリニック。

クリニック名に入っていた「IVF」の意味なんて、
この時の私はまったく知らなかった。

“なんとなく妊活っぽい病院”

そのくらいの認識だった。

意気揚々とブライダルチェックを予約して、
スマホには排卵日予測アプリを2つ入れて、
婦人体温計も買った。

ちゃんと調べて、ちゃんと準備して、
タイミングを合わせれば妊娠できる。

この時はまだ、
そんなふうに思っていた。


現実は甘くなかった

でも、クリニックで言われたのは、

「自然妊娠はかなり難しいと思います」

という言葉だった。

正直、頭が真っ白になった――

……というよりは、

「やっぱり、そうなんだ」

という気持ちの方が近かったかもしれない。

どこかでずっと、
その不安がぬぐい切れていなかったから。

でも、“なんとなくの不安”だったものを
現実として突きつけられるのは、
やっぱり全然違った。

36歳。
妊活スタート直後。

私の不妊治療は、
ここから始まった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました